街はトワイライ

CD屋トマト先輩の日々

資本主義の終焉と歴史の危機

資本主義の終焉と歴史の危機 水野和夫 集英社2014

 

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 あらかじめ結論を言うならば、グローバル資本主義とは、国家の内側にある社会の均質性を消滅させ、国家の内側に「中心/周辺」を産み出していくシステムだといえます。p166

 

 それでも資本主義は自己増殖するプロセスですから、利潤を求めて新たなる「周辺」を産み出そうとします。しかし、現代の先進国にはもう海外に「周辺」はありません。そこで資本は、国内に無理やり「周辺」をつくり出し、利潤を確保しようとしているのです。

(中略)

 日本では労働規制を緩和して非正規雇用者を増やし、浮いた社会保険や福利厚生のコストを利益にするわけです。p168

 

 「努力した者が報われる」と宣言して、報われなかった者は努力が足りなかったのだと納得させることで、先進国内に見えない壁をつくり、下層の人たちから上層部の人たちへ富の移転を図ったのです。収奪の対象は、アメリカであればサブプライム層と呼ばれた人たちですし、EUであれば、ギリシャなど南欧諸国の人たちです。日本の場合は非正規社員です。p176

 

陽水アルバム未収録

アンドレカンドレ

1969

A1 カンドレ・マンドレ

B1 終わりがないのは

 

A1 ビューティフル・ワンダフル・バーズ

B1 闇の中で

 

1970

A1 花にさえ、鳥にさえ

B1 さあ、おぬぎ

 

井上陽水

1973

A1 夢の中へ

B1 いつのまにか少女は

 

1974

A1 闇夜の国から

B1 いつもと違った春

 

フォーライフ

1975

A1 青空、ひとりきり

B1 Flight

 

1976

A1  Good, Good-Bye(シングルバージョン) →『平凡』

B1 子供への唄

 

(V.A.『クリスマス』)

A3 夏願望

B1 WHITE CHRISTMAS

B6 メリー・クリスマス

 

(『東京ワシントンクラブ』)

A5 あかずの踏切 '76

B1 東京ワシントンクラブ

 

1978

A1 青い闇の警告 

B1 映画へ行こう

 

A1 ミスコンテスト 

B1 八月の休暇☆(シングルバージョン)

 

1980

A1 Bright Eyes 

B1 答えはUNDERSTAND

 

1981

A1 ジェラシー 

B1 夏星屑

 

1982

A1 リバーサイドホテル 

B1 俺の事務所はCAMP

 

A1 とまどうペリカン 

B1 Music High

 

1983

A1 愛されてばかりいると☆(シングルバージョン) →『RE-VIEW』 

B1 背中まで45分

 

A1 誘惑 

B1 Frozen Eyes

 

1984

A1 悲しき恋人 

B1 ダンスのチャンス

 

A1 いっそセレナーデ 

B1 Speedy Night

 

1986

A1 新しいラプソディー  →『RE-VIEW

B1 ダメなメロン

 

A1 夏の終わりのハーモニー  →『RE-VIEW

B1 俺はシャウト!

 

1988

A1 今夜、私に 

B1 恋は自分勝手に

 

1989

A1 夢見心地 

B1 紅すべり

 

A1 最後のニュース 

B1 BACK SIDE

 

1990

A1 少年時代 

B1 荒ワシの歌

 

1991

A1 Tokyo 

B1 夢の背中

 

1992

結詞(’92) →『ガイドのいない夜』

野イチゴ(’92)

 

1993

Make-up Shadow

プレゼント

 

1993

カナディアンアコーディオン

引き揚げ者の歌

 

1995

嘘つきダイヤモンド

OVER TIME

 

1998

TEENAGER

積み荷のない船 →『GOLDEN BEST』

HAWAIIAN LOVE SONG (リリウオカラニ女王に捧ぐ)

 

ブラトマト04 鹿児島県鹿児島市

 毎週木曜ブラトマト。ブラしたトマトのひとりごとコーナーも4回目。今回は鹿児島市!今もそうだったけど、変換したら「加護しました」となるのですが、すごい。昔キリシタンがこの地に・・という歴史もさっき見たぞ。関係あるのか?

 

路面電車

 真っ先にみるのは電車、ならびに路面電車鹿児島市にはあります!市電。土地的にはとても思いのほか細長く、南米チリを彷彿とさせない。でも本気で「東洋のナポリ」とは呼ばれているようですが、桜島の存在感、やっぱ実際行ってみたらすごいんだろなと思います。鹿児島市からの景色、正に海と山。山からは煙どっかーん!で、なにかジパング!というようなイメージが浮かびます。元々城下町?『都市としての始まりは、島津家第6代当主島津氏久が東福寺城(鹿児島市清水町)を居城にしたとき(1340年頃)とみられる。』wiki。海沿いに城ってあるのか。

 桜島に近い、湾沿いに2系統?の路面電車が走っています。移動はそれにしよう。

リンク→鹿児島の路面電車(鹿児島市交通局)の写真やデータなど。

 

■市場食堂 城南店 

 はっきり言って特にみたいとこがでてこない!すんません!今回はご飯屋中心にめぐります。しかし鹿児島市は大きい。「大都会というより、大きな田舎」という手厳しいコメントもありましたが。たぶん観光は桜島の向こう側とかのほうまで行くと面白そうな気がした。ここは場所からすると桜島と面と向かった港?にある市場食堂。なぜここかというと「首折れサバ」というショッキングなメニューが気になったからです。普通のサバ刺身みたい。

 

天文館(てんもんかん)

 サバ食べたら、天文館へ。どうやらこの天文館というのは、プラネタリウムとかじゃなくて、鹿児島市のメインストリートのひとつのようだ。アーケード商店街もあるようで、ここはまだ賑わってるみたいでよいなあ。一休みで喫茶店。老舗中の老舗とあった純喫茶ライムライト。どんな珈琲でしょう。うどん、食堂、に加えて純喫茶も真っ先検索ポインツです。ライムライトってチャップリンだっけ?

 リンク→[食べログ]ライムライト

 

  天文館で気になったのがもう一箇所、山形屋!懐かしい。沖縄にもありましたデパート。国際通りにあった山形屋のレストランのあの球型の占いマシーン?など、懐かシリーズな話題にもよくのぼりますが、鹿児島はデパート健在。なんでも中のレストラン「焼きそば」が隠れた?名物らしい。かた焼きそば。ちなみにここの屋上にも遊戯場はもうない。デパート屋上の楽園も全国から消えつつあります。

 

 

■騎射場(きしゃば)

 ホテルは騎射場あたりにしようかと。まずその名称、きしゃば、って沖縄にも耳なじみあるんです。こっちだと漢字は「喜舎場」かな。このタイミングで、そういえば鹿児島ってお隣だった・・・とふと気づくわけですが、奄美に関してさえも、ほんと実感では近くて遠い県だなと思います。

 さて鹿児島の騎射場は鹿児島大学の裏側にある飲み屋街?でいいのかな。ここも市電が走っていて、来易そうです。騎射場駅というのがあります。居酒屋、焼き鳥屋が多いみたいだし、面白いのはポツポツと温泉があるみたい!銭湯じゃなくて温泉ってとこがさすがです。早めに夕方あたりに温泉ひと風呂からーの、居酒屋ビールってすばらしいんではないかな。

 鹿児島市内で無ければ、もっと広々とした温泉旅館など、少し離れたらありそうです。霧島とかも気になるな。そういえば、焼酎もうまんじゃないか?

 

※このブログはバーチャル旅行記です。

ブラトマト03 北海道函館市

 こんばんは。一週間早い。週一企画にしてしまい失敗したと少し思いつつも今回のブラトマトは北海道は函館!函館はさすがに聞いたことあるぞ場所もなんとなく把握している。とおもいつつ、調べたら範囲のほとんどが山で、こんな場所だったのかと最初から勉強。でっかいどーのことなので街のスケールがあまり把握できてなかったりするのだが、、

 

路面電車~十字街

 ちょうど前回の岐阜市とは裏腹に、函館には路面電車が走っています!街の雰囲気が感じられて、なんか行ってみたくはなるかもしれないやっぱり。そして今年もよく聞いたあがた森魚2014年の名作『浦島64』は、あがたさんが少年期を過ごした函館への思いあふれる作品なので、ああ函館だ。ケーブルカーだ十字街だ。という知識わずかながらあり。

 路面電車の駅にも十字街駅があり、街の中心地のようです。あがたさんの歌にでてくる重要な丸井今井百貨店!まだあるのは知っていたのですが、元々の古い建物からは引越ししていて、でもその元の建物も今は「函館市地域交流まちづくりセンター」として健在のようです。今のデパート屋上には遊具はなにもないようだなあ。

リンク→旧丸井今井デパート函館店 | 函館市地域交流まちづくりセンター

 

 

■谷地頭(やちがしら)駅

 路面電車。実際グーグーマップでまずその路線をたどっていく探索を始めたので、街の中心、ひとつの動線の役目は大きいと思います。二系統あるようですが、ひとつの終点駅、ケーブルカーある函館山の麓あたり、谷地頭。すぐ目についたのが温泉。谷地頭温泉、結構新しい施設のようで地元の人でにぎわっているとか。朝風呂いいなあ。

 もうひとつ駅の近くに「こどものくに」とありまして、沖縄にも思い当たる動物園があるのだが、ここは遊園地。しかも日本最古の観覧車があるらしく!結構なレトロ遊具~くたびれ感ありそうで、ふがふがアイスでも食べながらゆるく楽しめそうです。

 

 

■湯の川駅

 路面電車、もう片方の終点が湯の川。温泉街なんだろうか?川が湯だからな。リゾートという単語も見かけ、結構高級そうな旅館もあるようだが、ひとつ手前の湯の川温泉駅ほど近く、よさそうなホテルを発見!(今回もやたら本気旅モードで探している)。。温泉もあって、しかも安い5000円くらいだろうか。ここにしよう。そして函館空港がまたこんなとこにあるのを知らなかった。

 ホテルは確保したので周辺散歩。するとすぐに競馬場が!函館競馬場。競馬などしたことがない。しかし一度福岡でプロ野球を見たとき、野球興味ないながら、これはお祭りだ!と楽しかったので、きっと競馬も競艇とかも行ったら楽しいだろうと思う。場内のフードコーナーはちょっと心もとないが、、どうやら気になっていたラッキーピエロ(ローカルハンバーガー店、沖縄におけるエンダーとみている)もここで食べれるようなのでよかった。晴れるとよいな。

 

 

■味彩(あじさい)食堂

 グルメ関連、またうどん屋探せず!うどんにそんなにこだわる必要あるのか・・・?なので食堂。名物はザンギ定食らしく、まずザンギって何!?ですが、から揚げって感じの理解でいいのかな。函館は鶏肉なのだろうか。函館といえば港町。やたら回転寿司屋も多いようですが。

リンク→[食べログ]味彩食堂

 

■レイモンハウス 元町店

 あと一軒、気になるのがまた魚介類じゃないのがあれだが、ウインナー?最初の十字街の近く、ホットドッグがうまいぽい。お肉屋さんのイートコーナーなのかな。しかしこうやって座って旅してても、味はグーグルマップじゃわかりませんし、そこに待つのはどんな風景なのだろう。どうやらケーブルカーのすぐ近くみたい。目の前に山があろうな。

[食べログ]レイモンハウス 元町店

 

 と、長々書きましたが一番気になっているのはやっぱラッキーピエロ

資本主義の終焉と歴史の危機

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水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』 集英社新書 2014

 

それまでの国家と資本の利害が一致していた資本主義が維持できなくなり、資本が国家を超越し、資本に国家が従属する資本主義へと変貌している

水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』p81

 資本主義の発展によって多くの国民が中産階級化するという点で、資本主義と民主主義はセカンドベストと言われながらも支持されてきました。資本が国境を越えられなかった1995年までは、国境のなかに住む国民と資本の利害は一致していましたから、資本主義と民主主義は衝突することがなかったのです。

水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』p81-82

 いわば、グローバリゼーションとは南北で仕切られていた格差を北側と南側各々に再配置するプロセスと言えます。

水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』p89

 途中。