街はトワイライ

CD屋トマト先輩の日々

monograph

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 昨今の個人的な音楽意識はほんと20年前に戻っていて、それがすごく新鮮。そんな中好きなloreleiというバンドを調べてるときに偶然みつけたこのCDを届いてからずっと聞いてる。よくわかんないロンドンのバンドでアルバムはこの99年の1枚のみ。メンバー紹介表記がクレジットですでに "monograph WERE ..."と過去形で、そこいらの青春感もいい。

 書いたようにこのバンドは名前がmonographであって、最初に調べてたバンドとはなんの関係もない。タイトルがloreleiってだけです。そんなきっかけはあったにせよ、正直ジャケ買いです。いいなあ。このblurな(バンド名じゃなくて、)ぼんやりした。きっとトラキャン好きなバンドだよな。中身はUKのレモンヘッズかなーと思うけどそっちよりいいかも。

 きりがないから洋楽禁止令がでてたこともあったが、ここにきてぐっとフォーリンブーム。もういっこはRED HOUSE PAINTERSをまたひたすら聞きまくっている。

 

メモモ6/4

・ニンゲンは、ノイズに飲まれないようにメロディを紡いでる。つまり混沌に飲まれないように安定(秩序)を紡いでる。

 

・民族的、資本主義的にも人間は「たったひとつ」へどんどん尽きつ進んでると感じるがそれが本能的な安定安心であるんだろうか。完全なる安定を手に入れたとき超人類になる。(自然から離れる。別の星に?)

 

・音としてなら、例えばマイナーコードが聴くだけで世界中の人がにたような感覚をもつ不思議は、メジャーが安定、マイナーは不安定ということで整理できたはず。つまりなんだか悲しいというのはなんだか不安定。混沌。

 

・人間が作り出す「音楽」である以上、自分的には「ノイズ」じゃなくて「メロディ」に希望と言うか、向かいたい手を伸ばしたい思う。でもそれは自然から離れていくという矛盾。ここで矛盾と言ってしまうのは自然から離れていくこと自体への不安か。わかんなくなってきたぞ