街はトワイライ

CD屋トマト先輩の日々

上田現

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 不意に入る上田現スイッチ。オン!!

昨日もきいた『コリアンドル』。うーん。聞いてもう25年か?やっぱり素晴らしい。永遠の一枚。この中に住みたい。んで、上田現が歌う「腹踊り」なんて、いつか聞きたい。あそこ行ったら聞けるんなら楽しみにしとこ。と毎度考えたりしててふと検索してみたら、ライブで歌ってた。興奮した。

■腹踊り

 ↑の現ちゃんファンの方がセットリスト残してくれていて、ありがたい。ずっとライブ行ってたのかなあ。無茶無茶好きだったんだろうなあ。特に聞きたい「腹踊り」んで「-6m」まで、最期のライブ「PIANO to DUB」(注1)で演ってたことをはじめて知る。

このセットリストを遡り、セルフカバーを書き出してみた。すごい。聞きたいのほとんど演ってたんだ。『さくらさくら』『LOVE SONG』から『シュハキマセリ』!!

レピッシュ
パーティ
腹踊り
-6m
さくらさくら
回送電車
シュハキマセリ
water
(爆裂レインコート)
歌姫
ハーメルン
LOVE SONG
28才
胡蝶の夢

元ちとせ
約束
恐竜の描き方
千の夜と千の昼

 いくつかはわからない曲もあり、正確ではないかもしれないがこんな感じか。「虫歯ゴロン」「パンダ」ってなんだろ笑。キニナル。

 注1)このお寺でのライブは数曲だけDVD化されている。上田現『Atlas』

 

■『make』~『コリアンドル』

 セルフカバー、レピッシュ時代の特に好きな奇曲「腹踊り」を含んで、アルバム『make』から3曲(注2)も演ってたことにうれしく思った。上田現といえばどうしても『コリアンドル』である私としてはそれを軸に考えたときに、レピッシュ『make』時期とのつながりを改めて感じた。歌の題材、あの不気味で儚い、ここではないどこかの現ちゃんワールドは色濃く、2作共とても近いものがある、兄弟的な。『make』の時期の上田現の中での膨張が名作『コリアンドル』を生み出したと言っていい気がするし、あの時期の上田現レピッシュの中では収まらなかったくらい歌があふれていたことを想像するとものすごく興奮するものがある。そもそもなぜ上田現があのタイミングでソロを出すことになったか、出せたのか謎ではあるが。音楽が売れていた時代、結果的にありがとう。というしかない。

 

1990.10.17 『make』

1991.01.01 『ハーメルン

1991.06.21 『コリアンドル』(録音1990.10~1991.04)

1991.12.16 『TIMES』

 

『make』(注2)

05 -6m(上田現/上田現

06 落下傘部隊(MAGUMI/上田現

07 腹踊り(上田現/上田現

12 ハーメルン上田現/上田現

 

 『make』の後にでたレピッシュ音源はミニアルバム『TIMES』であり当時、なんで上田現の歌が一曲もないのだ!!と憤慨した記憶だが、こうしてみるとその前にソロでてるわけで、当然か。ある意味『TIME』が狂市ソロ、『コリアンドル』+『TIMES』で幻の?『make』に続くレピッシュアルバムになっていたというのが、考えられるひとつの説である。そう考えるとレピッシュの歌を上田現本人の声で聴きたい!という最初の強い欲求・妄想と。『コリアンドル』の曲をMAGUMIの声で聴きたい。そんな新たなイメージもでてくる。(これはまだ実現可能だよな・・)

 

ディスコグラフィーに関しては毎度↓のサイトを参考にさせてもらっている。

レピ穴現全ディスコグラフィー