街はトワイライ

CD屋トマト先輩の日々

星々の悲しみ

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宮本輝 「星々の悲しみ」 1981
 
 宮本輝を読むのは2冊目。また続けてなにか読みたいと思える。このずーんとくる余韻にはまってしまうのだろうか。この短編集の中でも、じりじりとした夏の熱が残る「西瓜トラック」が印象的。どこかしらに些細な実体験からの描写が入ってるのかもとは思うが、どれもリアリティある日常をもっている文章が鮮明ですごいなと思う。