少し時間が空いたので、久しぶりに「じのん」へ。
そしたらこの二冊に遭遇し、流石じのん!という記録。
近年なかなかでない『幻想の街・那覇』やっと見つけた。
そして本の森を探検していたら、見慣れない分厚い『釜ヶ崎』の背表紙。
釜ヶ崎関連はいろいろ探しているけれど、こんな本は知らない。
ネットなんかよりリアルの方がずっと深いってこと、
そんな当たり前のことがどっかにいってしまってる。
昭和51年の綺麗とは言えないこの本が、
どういう経緯でこの沖縄の宜野湾の古本屋の棚に。
さらに、お。っと思う本が雑に床から1メートルくらいの積タワーにまぎれてたり、
正に本の森。対して人工芝。
正直ネットで買うことも最近多い。ブコフも行きます。
でもあの整頓された世界とは完全に別物だなという、
魅力を改めて体験しました。こんな出会いはない。
あつかっている商品のふくよかさというこの観点でも
「便利vs」って図式になるんじゃないかと思っている。
自分の店のことにも照らし合わせる。
郡昇作 『釜ヶ崎』についてはまたいずれ記したい。
オリジナルは昭和49年の自費出版と書かれていて、
活版印刷?というものだろうか、文字が綺麗には整列していなくて、そこもいい。
巻頭の地図には西萩の文字。