街はトワイライ

CD屋トマト先輩の日々

2023-07-27から1日間の記事一覧

稲泉連『サーカスの子』

まず何よりこの本は”れんれん”にしか書けないものだから、とても貴重な一冊であると思う。終わらない祭の中で暮らす人たちと、その祭の灯りが遠のく時。観客はもちろん、そこで暮らす人たちにとっても、サーカスは夢と現の堺にあるものだった。消えかかって…