#Thursday Afternoon
010
Les Halles
Eight Fantasies
2022
⭐⭐⭐
ベルギーのアーティスト「レ・アル」の最新作。知ったのはサブスク経由だったか何だったか、フィジカルはカセットのみだしあまりよく知らないが、近年のアンビエント作品の中でもとてもいいアルバム。これまでに何枚かリリースされているジャケの雰囲気や年代を見て、afterヴェイパーウェイヴ~ニューエイジムーヴメントをも包括していながらも、あまり奇をてらったところがなく、硬派ともいえるような静かな静かなアンビエント作品。ミニマルでもあるが、イメージが野外なので常に風を感じる。
5曲目「Under The Sycamore Tree」は「ベル」タイプのアンビエントで特に耳に残る。「Tecopa」(アメリカの地名?)や「Melismata」(??)など不思議な曲名にも魅かれるが、アルバムタイトルで思い出すのは、Suzanne Cianiの1st『Seven Waves』だった。ちなみに2nd『The Velocity of Love』の1曲目は「The Eight Wave」で8番目の波がここにつながっている。横道にそれた。