ランディ・ニューマン Remaster
ランディ・ニューマンのCD、オフィシャルでリマスター再発されているのは、今のところ意外に2枚しかないかもしれないという記録。
『Sail Away』 (2002 Remaster)
『Good Old Boys』 (2002 Remaster)
見分け方はどちらもボーナストラックが追加されている点。
(Little Criminalsは2002年にDVD-Audioでのリリースあり。→やっぱり音はいいのだろうか?)
なぜ今更リマスターCDについて書くかというと、80年代作品のCDの音質がなかなか芳しくなく常に気になっているためだ。そこで先日意を決して2012年に出ているタワレコ限定SHM-CD盤『Trouble in Paradise』を購入してみたのだが、これまた空振りに近く、確かに音量はあがっているのだが、音がよくなっているわけではないように感じ残念ブログ。このタワレコ限定盤は9タイトルでていて、聞いてみて結果が出ているなら全部集めようかという鼻息でもあったのだが、この感じではあまり気は進まない。
このタワレコ盤、改めて帯をよく見ると「2012年最新マスター使用」とちょっと考えると微妙な書き方になっている。バランスやトリートメントし直すわけでもなくただ音量をあげるだけでも「最新マスター」と言ってしまえるのかもしれない。リマスターby〇〇との記載も無し、そもそも日本のタワレコだけ限定で9タイトルも独自にリマスターするのはあり得ないか。
この「タワレコ・リマスター」いろんなアーティストで行われているようだが、ひとつエピソードとして思い出したのは、たまのCDのこと。たまの『犬の約束』『ろけっと』もタワレコ限定でリリースされているが、このリマスターもあまり良い評判を聞かなくて、
たま/ろけっと<タワーレコード限定> ←コメントあり
というか何よりもは、知久さん本人とその再発の話になって、やっぱりというか本人たちは特に立ち会ってもないし、いわば勝手にリマスターされているという感じで話していたことをとてもよく覚えている。再発はいいとしても本人は蚊帳の外で音変えちゃうのは絶対良くないと思うのだが。いかがでしょう。
タワレコ非難を書きたかったわけではないのだが・・戻ってランディのCDについて。やっぱり80年代の『Trouble in Paradise』はシンバル系高音がシャリシャリしすぎてとても耳障りが悪い。83年のアルバムなので一度元々のレコード盤で確かめないと、及びやっぱレコードで聞くべきかと、今回思いました。
音につては1999年の『Bad Love』以降のCD(ここからプロデュースにミッチェル・フルームの名前が)は、とても音がいいので初めて手にするなら内容も含め、何より対訳がついた国内盤リリースの最後『Bad Love』を、そしてCD屋謎セレクションで無理やり対訳つけた『Dark Matter』をお勧めしたい。